今年観たアニメ映画2023

コナンと青ブタ(おでかけシスター)と君生きは前書いたから割愛

 

 

プリンセス・プリンシパル Crown Handler 第3章

文句なしに面白い

結構ガッツリ政治の話だったけど、世界観も脚本もしっかりしてるから派手なアクションシーンが少なくてもめちゃくちゃ見応えありますね

メアリーは可愛いし、ラストで話が大きく動いたし、公開ペースが遅いこと以外言うことないです

いや、次見れるの1年半後とかなのにあの引きはズルくね〜?

 

 

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー

ストーリーは良くも悪くも子ども向けって感じですが、画面作りにこだわりとマリオ愛を感じて、見ていてとても楽しい映画でした

 

 

特別編 響け!ユーフォニアム~アンサンブルコンテスト~

萌え萌えコンテスト

優勝:黄前久美子

 

ユーフォってこんなに萌えアニメだっけ?

一番好きなシーンは久美子と麗奈の水道でのやり取りと申します(自己紹介)

 

 

アリスとテレスのまぼろし工場

率直に言って嫌いでした

登場人物の感情ベースで話が動いていましたが、誰の感情にも乗れず、映画に置いていかれました

母と娘が男を取り合う構造でしたが、最後母が勝利宣言を言い放つのも含めてグロテスクだなと思いました

場面ごとの繋がりが曖昧で書きたいシーンだけ書いて整合性とかあんまり考えないんだろうなって印象を受けました

おまけにタイトルも無意味で、全体的に悪い点が目立つ映画でした

 

 

劇場版 ポールプリンセス!!

すっげー薄味

巷で言われてる通りポールダンスシーンの出来は凄まじくて、そういうのが好きな人は見に行く価値あると思う

ただ60分の尺のうち半分近くをダンスシーンに使っている代償で話はほんとに薄い

そもそもその部分で勝負する映画じゃないのでしょう

モーションキャプチャーで作ってるとのことで、個人的にはアニメキャラが人間みたいな動きしてるのって違和感あるのでそこも肌に合わなかったかな

 

 

青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない

咲太が母親と向き合う話

ラノベやアニメにありがちな親不在の設定を逆手に取ったような話でしたね

家族とか親子とかそういう普遍的なテーマを真っ直ぐ据えていて偉いと思います

でも映画としてはちょっと盛り上がりに欠ける気もして、前作のおでかけシスターの方が好きでした

咲太が周りから見えなくなった時も、でも麻衣さんいるしなってなるから緊張感が少し足りない

それだけ咲太にとって麻衣さんの存在がデカいと言うことなのかもしれません(良い話)

あと双葉のおっぱいもデカくてたいへんよかったです

制服に白衣という地味な格好にして、その辺のソシャゲの巨乳キャラと比べても遜色ない存在感の乳房を持っているの、本当に魅力的だと思います

 

 

たまこラブストーリー

2014年公開の映画ですが最近初めて見たので

 

素晴らしい映画です

「ラブストーリー」の名に恥じない愛の物語ですが、恋愛そのものよりも、それに伴う変化や成長が主題かなと感じました

人の気持ちを受け入れるのってすごく勇気がいることで、自分や周りの人たちが変わっていってしまうのはすごく怖いことで、そういう思春期の揺れ動く感情が真摯に描かれている

たまこが葛藤を乗り越えてもち蔵の気持ちを受け入れるきっかけになったのが、お母さんの遺したカセットテープだったのもいいですね

ラジカセのオートリバース機能でB面の母の声が流れてくるシーン、心が震える

脚本上手すぎると思いました

 

あとはなんといってもみどりちゃんの存在が大きい

この作品は常盤みどり映画でもあると思っていて、その証拠にノベライズでは一部みどりの視点で書かれています

自分とたまこの関係が変わっていってしまうのが怖いみどりが、もち蔵や史織、かんなと比べて具体的な進路を考えられてなかったみどりが、一歩踏み出すまでの映画でもあるわけです

終盤の教室でのシーンが好きです

最終的にはたまこの背中を押して、痛みを伴う成長を遂げたみどりのもとに、かんなが訪れる

かんなちゃんって周りのことをよく見てる子で、みどりちゃんに寄り添って前を向く手助けをしてあげることができるんですよね

映画の中でずっと浮かない顔をしていたみどりちゃんが笑顔で終われたのは、かんなちゃんのおかげでもあると思います

 

ラストシーンが最高なのは言うまでもないですね

TVシリーズからずっと糸電話を使ったコミュニケーションのきっかけは常にもち蔵でした

でも、たまこが糸電話を持ち出して、もち蔵の気持ちをキャッチして、たまこから想いを伝えてエンディング

ED曲がたまこが歌う「こいのうた」なのも、OP「KOI NO UTA」と合わせて憎い選曲です

 

作画・演出といった映像面も素晴らしかったです

バトン部や、史織を入れた4人で話してる場面でも、みどりのセリフが全然ないシーンが結構多くて、それでも表情の演技でみどりの気持ちが痛いほど伝わってくる

そもそも全編通してみどりの独白がないのに、画面だけで十分描かれているわけです

リズと青い鳥』や『映画 けいおん!』でも画がとても繊細だと感じましたが、やっぱり山田尚子監督の作る映像が好きだなあと思いました

 

 

 

以上、たまこラブストーリーの感想記事でした